気になったので調べてみると、このような動画が見つかった。生のグランドピアノとGP-500BPをなんとベルリンフィルハーモニーホールで弾いている。宣伝とはいえ、なんとチャレンジグな試みなのだろう。
ただ、中級者以上のバイオリン弾きにはこの差は明確、明瞭にわかるよね。アタック感がぜんぜん違う。均一的で硬い。この部分はピアノハンマーの特質という微妙なところでサンプリングを超えたAI的な微妙なコントロールが必要なのかもしれないね。
・Yamaha CLP-685PE、685B
各機種とも、音色、ペダリング、鍵盤タッチ感が随分と違うので好みとなるだろう。
こちらの動画では、生ピアノとの差がほとんどつかないよね。やはりスピーカーの位置が重要なのかな。このへんになったらリファレンスなしでデジタルと生の差を目隠しであてるのが難しくなるね。
ピアノを弾く人は強打したときのバランスでわかるかもしれないがね。
最後に、マニアック店員さんが多いので、そこに誘導されないように、目的をはっきりとしておかないと想定している別な機種を選んでしまうかもしれないので注意。弦楽器店の場合は、楽器は出会いということで特に強く誘導されることはないのだが。
想定:
1.ピアノ発表会でグランドピアノで弾く
音で選ぶよりも鍵盤タッチを重視。安い価格のものでも良いものがあるのでそちらの方が良いかも。
タッチやペダリングとかの最終仕上げはピアノレンタルスタジオのグランドピアノで弾くべきと思う。本物のグランドピアノも機種によって随分と違うので、発表会で使うものとなるべく同一なもので。
2.自宅で良い音で、ホームコンサートとか
こちらはスピーカーが多くついていて臨場感がだせるとか、ピアノ音源の種類が多いとかが基準になるかな。私のようにバイオリンの自動伴奏として考えているのなら、楽器の音と調和がとれる音にするというのも基準になるよね。
3.野外でも弾く
私の師匠はご邸宅のお庭で演奏会を開くことがよくあり、持ち運びが楽な軽いデジタルピアノを所有しておられる。最近のデジタルピアノは音が良いので、弦楽器と合わせても違和感は少ない。適材適所という感じかな。野外演奏では、調律を気にする必要がないのが最大の強み。
4.専門学校志望者
こちらは、店員に尋ねるよりもご自身の師匠に尋ねるのが一番かと。
●追記
ちょっといろいろ気になる点があったので、動画で確認してみるとよりピアノサウンドに近いのが、LX-17のような気がする。タッチコントールがうまい人の場合にその差が大きくでる。GP-500BPの場合は、コツンコツンとするアタック音と減衰がやや不自然で誰が弾いても同じように聴こえてしまう。プロの演奏が下手くそに聴こえる??。お店で弾いた場合は気がついてなかったのだけれども、録音では差が明瞭に出るのかもしれない。もし購入するのであればN1かNu1Xかなあ。N1X(未発売だけど)がそろそろ出てくる気がするので『待ち』もよい戦略かと。型落ちや中古で安く買うということもできるしね。正直な話、VPC1(音源:Vienna imperial、pianoteq)で十分という気がしてきた。