本日、2017弦楽器フェアへ行ってきた。

今回の2017弦楽器フェアでは、各職人さんのレベルが例年になく上がってきているなあと感じたしだい。特に中国上海の職人である耿 暁鋼さんは凄まじく腕が上がっていて、オールド楽器と間違えるくらいの音であった。中国職人おそるべしという感じである。やはり板材は古いものを使っているようでこれが決め手かなあ。最近は、ストラディバリウスやガルネリの研究など職人達の情報交換も盛んであり腕も相当に上がってきているのですよね。

耿 暁鋼バイオリン

日本人でも三苫由木子さんも随分と進化していて、女性職人も頑張っているなあという感じである。

楽器選びで難しいのは、音色がよくて、音量が大きく、かつ各弦のバランスが良い楽器はなかなかないということ。100万円を超えてくると、かなり改善されてくるが、でもこの3つを持つ楽器は、それほどない。特に音量のある楽器を探すのは難しい。最近、弾かせてもらったなかでは、文京楽器さんのリバース・シリーズがそれに近いかなあ。価格が280万円くらいになるので、ちょっと手を出しづらいし、ここまで出すのであればオールド楽器を買いたくなる気もするのである。

音量があまりなくて音色が良い楽器が、結構あるので、価格の安いバイオリンのどうにかしたいと考える人もいるもので、いろいろなアイテムが考案されているが、所詮は音量を倍増するところまではいかない。

でも、すごいアイテム品がオーディオの世界から出てきたのですね。弦楽器の音が2倍になるという超強力アイテムである。特にチェロやコントバス奏者は必須アイテムであろう。これがそれ、ドラエモンの声で発音してね。

弦楽器用 肩当て・エンドピン受け複合材レゾネータ

レゾネーター付き肩当て1

※レゾネーターのネジが気になったので音色の劣化とかないのかと尋ねると、ネジの振動そのものはレゾネーターが吸収。しかも、このネジの材質を変更することでも随分と音色が違うとのこと。

これこそが、弦楽器奏者としての夢の発明品である。今回はバイオリンでなくてビオラで試したのであるが凄すぎるぞ!と驚愕。私はその説明を聴いて即注文することにした。有名プロオケ奏者も最近演奏会とか録音で使っているとのこと。明日、自分の肩当てを持っていってこのレゾネーターを取り付けを依頼することにした。取り付けは、自分の肩当てを音響解析して、最適な位置に取り付けてくれるらしい。今なら1万円のところ、7千円(送料別)らしい。

 7千円で音量が倍になるなら超お買い得である。

ただ、展示品は、Kunのブラーボーにレゾネーターが取り付けてあったが、さすがに重いので軽い肩当てに取り付ける方がよいと思う。それにしてもチョロ奏者は、エンドビン差し込むだけで良いので、いいなあと思ったしだい。もうこれって、チェロ奏者やコントラバス奏者にとっての必須アイテムでしょうね。私のように肩当てをしないバイオリン弾きにとっては、少し辛いけど、音量倍なら肩当てつけて演奏してもよいかもと思った次第。

こちらはチェロ用。表面。この溝の模様を変更すると音色が変わるとのことで、特注している演奏者もいるとのこと。

チェロ用レゾネーター面


こちらは裏面。
チェロ用レゾネーター裏

チェロ、いいよなあ。エンドピン刺すだけじゃん。しかもウルフも大幅に改善だと。とぼやきたくなるほど、良いことづくめ。

チェロ用レゾネーター取り付け

後日、チェロで試している人の音を聴いてみた。音量が単純に倍になるというよりかは、音の密度が倍になり音が締まるという感じであった。楽器の無駄な振動が吸収された分、音に方向性が生まれているような気がした。