AKG712Pro君からまた熱い指摘が。今度はCDプレイヤーを買えとのこと。

痛いところをつくなあ。そこは私も認識している。でも君の愛ボーのHA-02がこれだけ古いCDプレイヤーでもいい味だしているのだからそれはそれはで良いのではとは思うが、最近のオーディオフォーマットがどうなっているのかにも興味があるので購入の理は確かにあるような気がする。

それにしても、最近はCDから音楽は聴いていない。CDはiTuneにリッピングしたファイルで聴いているし、ナクソスなどのネット配信もある。ただ、AKG712ProとHA-02の夫婦コンビの音を聴いてみると歴然とした差があり、CDから聴いた方が断然良い音、紀尾井ホールサウンドで聴こえるのである。これだけ差があるとはびっくりなんだけど。

現在のオンボロCDプレイヤーでも、コンサートホールトーンにもっていける状態からすると、CDプレイヤーの方は少し固めの音の方が良いのか? あるいは柔らか目の音の方がよりよい方向に行くのか。ぜんぜん予想できない。

逆に考えれば、トーンコントロールが自然に的確に効くような機種にしておけば、どちらでも対応できるのか?。ここがポイントかなあ。

こうした評価は、オーディオ・マニアの方々の意見も聴いておく必要があるのだが、CDプレイヤーを多数所有しておられる方は、あまりいないのか、買ってよかった、悪かったという感想コメントくらいしかない。機種選びは、すごく難しいなあ。

アマゾンや価格.COMサイトには、マニアらしき人もいるので、それを追跡してみたところ、面白い機器に出会った。

さあドラえもんの声でどうぞ。


ハイエンドのCDプレイヤーは、CDに埋め込まれた情報を余すところなく拾い上げ、その情報を質の高いアナログ信号に変換するというプロセスを行ないます。CDに埋め込まれた情報を余すところなく拾い上げてデジタル信号のままDACに受け渡してあげればいい。CDが持っているデータ量をアップサンプリングによって何倍かに成型しせば、ワンランク上の音楽を奏でることができるはず。そんな発想でCDトランスポートにアップサンプリング回路を追加しました。

なるほど、その手があったかという感じ。DTMユーザーならオーディオインターフェースはもっているはずなので、この機種を付けるだけで、高級CDプレイヤーとなるということか。CD音源が、192kHzで聴けるなんて圧倒的じゃないか。

さあアメリカ人の声でどうぞ。

「192、192、192」

「さらに、奥さん。今ならクロックジェネレーターを入れたらさらに音質向上ですよ!」

「2段変身。クロック、クロック、ジェネレーター、クロック、クロック、ジェネレーター」

「クロックジェネレーターだと、何とマニアックな。」

「面白い!!!」ので検討に入るとしますか。

それにしてもオーディオ大国日本ならではの発想だよね。

●参考URL

http://blog.joshinweb.jp/hiend/2016/05/ound-warrior-da-f49f.html



【編集後記】
アップサンプリングによって、音が良くなるのかどうかというは、オーディオ界にとって宗教論争になっているようである。理論的には、原盤であるCDよりも音が良くなることはなく、DAC(デジタル-アナログ変換回路)の性能によって変わるという解釈の方が妥当かも。アップサンプリングによってノイズ発生というのもあるようである。
→古いCDを50万円を超える高級機種で聴いた場合、精度が高いのが災いしてこのノイズが目立つような気がする。それにしてもオーディオ店員の耳は悪すぎる。このノイズが聴こえない?? 薀蓄とスペックで音楽を聴いているのがまるわかりだ。価格に騙されないようにしないといけない。弦楽器奏者なら大丈夫だと思うけれども。CDプレイヤーは8万も出せば十分だ。

ちなみに、Digtal Peformerを使ってCDからアップサンプリングして聴いてみたが、16bit/44.1KHzも24bit/192kHzも差がでない。ここのところは、DAWソフトであるDigtal Peformerの優秀なところなんだろうなあ。
ただ、アップサンプリングした音源と比較するために、CDを夫婦コンビで聴いてみたら、使い古したドミナント弦と新品のドミナント弦くらいの音色差が出てくるのが不思議である。あるいは、新品のオブリガート弦と使い古したドミナント弦くらいの音色差という方が音色表現としては的確かな。

CDプレイヤーからHA-02にRCAケーブルをつないで音を出す方がはるかに音が良くなる。丁寧にいうと原音のザラザラ感が再現できている。アップサンプリングするとツルツルの音になってしまうので偽物くさくなるのである。真空管の力、おそるべしである。もしかしたら高級CDプレイヤーは不要かも。

ゆえに面倒くさがらずに、最近はCDプレイヤーを使うようになったのである。その方が音楽が楽しく聴ける。