新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

ということで、新年から、バッハのバイオリン協奏曲第二番(BWV1042)を練習することにしたので、ピアノ伴奏版を作成してみることにした。この曲は、意外にも1760年ごろつまりライプツィッヒ時代に書かれたらしい。明るさに満ちているのでバッハが幸せな時代のケーテン時代に書かれたものとずっと思っていた。

年末にかけて、いろいろな演奏家の演奏を動画で見たが、なんか下手な演奏が多くて、もしかしたら人に聴かせるのがかなり難しいのか心配になってしまった。高校生のコンクール演奏を聴いているよりも、はるかにレベル落ちと言う感じだ。それだけコンクールに出場する人の演奏レベルが上がってきているのだろうなあ。さすがにCDになっている演奏は上手いとは思っているが、録音ではごまかしが効くからね。ライブだとカルミニョーラのカリスマ演奏が圧巻であった。女王ムターの演奏も圧倒的であったが、このクラスが弾いてはじめてサマになるのかなあ。

ということで、練習版を以下のサイトに作成しておいたので、よかったら聴いてみてほしい。まあ、このテンポで弾ければ、プロ並みなのだが、メニューインのような遅いテンポの版も要望があれば作成してもよい。それにしても2楽章は遅すぎると深刻になるし、1楽章と3楽章は速すぎるとコンクールミュージックになるし、最適なテンポ設定は難しい。私は、トリルの速さが最適になるようなテンポで設定しておいた。クラシック音楽の拍というのはバッハにとっては重要な要素なのだろうなあ。

https://ralatalk.wixsite.com/home/j-s-bach-bwv1042

おまけ

この動画は、ソリストとオケ奏者のアイコンタクトがあって結構面白い。
ビオラ奏者の「ソリストさん。やっちゃったネ」の目が優しい。