バイオリンと録音と

クラシックのコンサート、バイオリンの演奏方法、バイオリンのグッズについての記事多し。他、楽譜(Lilypond , Sibelius)、和声学、作曲、DTM関連を取り扱っております。

DTM

『2本のバイオリンのための組曲』を登録しておきました。
https://drive.google.com/open?id=1ynOSxS_4CD97qe05fArVmIE9hvtV6TD5

Catalina対応(Firewire編)

現在のオーディオ・インタフェースとPCを接続する端子にはUSB(USB1,USB2,USB3,USB-TypreC)、Firewire(400,800)、Thunderbolt(2,3)があり、昔からのDTMマニアは、Firewireという古い規格を使っている人が多い。
 ひと昔前は、UBSは遅延するなども問題もあり、圧倒的にFirewire接続の方が有利であったからで、より転送速度の速いThunderboltなどは価格が高いこともあってプロ向けという感じですかな。
最近では、USBの性能も向上して、Firewireと同等ということなんだけれども、長年、弦楽器をやっている人の耳には、Firewireの方が音が正しく発音されているように聴こえる。一番の違いは音の冒頭、そして残響だよね。USBはボケている感じに聴こえる。おそらくビット同期がずれているのだろうから、クロックジェネレーターを導入すれば容易に解決できるのだろうけれども、かなり高額な機器なのが難点。そこまでしなくてもMacでFirewireならアマチュアレベルでは十分に思える。Windowsはまったくオーディオに向いていないポンコツなのでFirewireを使っても音は正確には発音されていないということが、今回、MacBookProの購入してみてわかった。

でもこの優れた規格であるFirewireは、今となってはレガシーとなっており、最新のオーディオインタフェースではUSB3、Thunderbolt3に移行しつつあるようだ。そこで苦労させられたのがUBS-TypeCとFirewireの接続である。

直接、変換するケーブルが現在販売されていないので、複数の変換コネクターをかます必要があり、こんな感じになる。これでもきっちりと接続できているのが不思議なくらいだ。


変換ケーブル3連結

各種アダプター

差込口

トラブル対応

この連結でやっているとMac起動時にカーネルパニックが発生した旨のエラーメッセージが出てくることがあり、30分ほど使っているとオーディオインタフェースのMOTU Traveler MK3から音が出なくなることもあった。

Firewireで問題
エラーログ

いろいろ調べて見たのだけれども、どうやら電源不足でこうなると思われるので、Firewireのバスパワーをオフにして、アダプターから電源を取るようにすることで、カーネルパニックが発生しなくなったし、長時間使用時に発音されることがなくなるパニックが発生しなくなった。
ただ、Macをスリープさせてから起動させると同じようなエラーになることは解消されないね。

バスパワーをオフに






Catalina対応(VEP編)

MacBookProとWinPCとの接続が完了し、ファイル共有が完了し、データの移行も無事済んだが、やはり最後にはお約束のトラブルはあるもの。Mac側のDigital Performer  からMAS経由でVienna Emsemble Pro 6(VEP6)を立ち上げて接続にいくとこまでは行ったのだが、なぜかサーバ・インスタンスが表示されない。

スクリーンショット 2020-04-20 22.45.34
スクリーンショット 2020-04-20 22.46.34

↑ こうなってくれないと困るのだが。

MacとWinはファイル共有されておりPingも通るので、おそらくCatalinaのセキュリティが強いためと思いMac側のファイアウォールの設定を見直したり、最新のVEP7のデモバージョンを入れたりしたのだが、やはり表示されない。

スクリーンショット 2020-04-20 22.11.19
↑ファイアウォールはオフなのに何故?

 
VEPは、プロご用達のツールなのでトラブル系のネット情報はあまりないのか、海外のサイトを探してみるも解決方法がみつからない。

仕方ないかと思い、サポートに連絡するまえにFAQを見たところずばり回答が掲載されていた。なんてこったい。2日間が無駄になった。要はこういうことだったようだ。

OSのファイヤーウォールが通信をブロックしている

Windowsの場合は「コントロールパネル」→「すべてのコントロールパネル項目」→「Windowsファイヤーウォール」→「許可されたプログラム」にて、Vienna Ensemble Pro とDAWの通信が許可されているかをご確認下さい。


私はMac側ばかり気にしていたのだが、Win側に問題があったのか! つまりこのようにせよということか。


VEP基本設定


ちなみにプライベートのみのチェックでは通信できなかった。パブリックのみのチェックだと通信できるが、なぜかVienna Emseble Proが2つになってしまうので、プライベートとパブリックの両方にチェックしておいた。


これでうまくいってほっとする。それにしてもマニュアルが不親切ですなあ。VEP7のデモバージョンを使っている人もこの設定に気が付かず、諦めている人もたくさんいるんだろうなあ。


VEPに関しては、VEP専用のサーバとクライアントのDAW PCという2台構成にしないと、ビットずれを発生するため正確な発音がわかならない。このおかげで随分と音間違いを発見できたのは、おおきな成果だね。音がかなりクリアーになり楽器らしい音になった。


Catalina対応設定(TimeMachine編)

新型MacBookProは最新OSのCatalinaで、WinPCやMIDキーボートとの接続においていろいろと作業が必要だったので、健忘録として記載しておくことにした。

●バックアップ先をWinPCにする

外付けHDDをマックのTimeMachineの保存先にしても良いのだが、スマートではないのでWinPCのHDDを保存先にできないかと発想してみたところ、ぴったしの記事あった。
そうかマックのイメージファイルをWinPCの共有フォルダにおくことで、マックがWin機をマックのHDDと認識するという発想。さすがマニアの考えることはすごいねと思った次第。

TimeMachine
※上記図のTMachineはWindowPCのHDDに配置したイメージファイルである。

Windowsではこのようになっている。bandsフォルダにマックのファイルが暗号化されて格納されているのでWindowからは見ることはできない。

TimeMachineの中身

Macから見るとこのように見える。過去に作成したファイルをどの時点からでも戻せるのがTimeMachineの凄いところ。DTMでの作業では何日も前のファイルに戻したいことがよく発生するので、この機能は必須。Windowsのバックアップ機能は貧弱なので本当に不便だった。

上の状態をMacで見ると以下のように見える。右にタイムラインが表示されているがこれを辿って過去のファイルを取り出すことができる。

TimeMachine画面




ストレス溜まりMacBookProを購入

世の中、コロナで大変。こちらも自宅でテレワークすることになったのだが、何と個人所有のPCで作業してくれとのこと。まあ、非常事態なので仕方ないが、テレワーク用にWinPCを占有されることになってしまった。それに以前からWindows環境でのDTM作業にイライラさせられるストレスが溜まっているところに、『最新のMacBookProこそがDTMパソコンとして超最適である』との林檎教のご神託ブログを読んで、一気に購入意欲が沸いてきた。ただ、問題はいろいろあって、これを解決するのに1週間くらい考えてみた。

●課題と問題点

 デスクトップにするかノートにするか?
 iMacのスペックがちょっと低いのと、東日本大震災のときの非常事態も想定し、屋外での作業もできた方がよいだろうということでMacBookProで最終決断。

 価格と性能。つまりコスパが良い機種は何か?
 MacBookPro16インチ/16GBメモリ/1TB SSDがその候補だとわかるのだが、オプションで32GBのメモリに増設するかどうかで迷う。結論的には、Vienna Emsemble Proを入れているサウンドサーバが64MBあるし、それを制御するMacが16GBでも問題ないだろうと判断。
 最終的に価格が、30万越えになる金額だが、いろいろ調査して、秋葉系オンラインショップで27万で購入できた。




 オーディオインターフェースとマックとの接続(Firewire)
 マック本体よりもこちらの方で悩む。手持ちのオーディオインタフェースはMOTU Traveler MK3で
Firewire接続でマックと接続するにはUSB Type-Cに変換する必要があるのだが、USB Type-CをFirewireに変換するアダプターは存在しないことがわかるまで数日かかった。そうすると、アップルの純正アダプター『USB Type-C⇒Thunderbolt』『Thunderbolt⇒Firewire』を連結するという形になる。かなり不細工なのでちょっとなあと思う。アダプタなのに高額だよね。







Apple Thunderbolt - FireWireアダプタ
Apple(アップル)
2012-08-14


ThunderboltとType-Cは同じと形状と思っていたのだが、購入後、愕然としてしまう。

入らないよう

 


 USB3変換HUB(USB2、HDMI、LAN)
 製品がたくさんあって迷いに迷う。アマゾン、価格ドットコムのレビューや、各ジャンルのマニアブログを読みまくった結果、ポイントは以下だろうと想定。

 本体とHUBを合体させる製品は避ける(発熱がすごいらしい)
 製品の耐久性(価格が安いとすぐに壊れたり不具合を起こすようだ。特にLAN、HDMI)
 ⇒迷いに迷ってこれにした。
 デザインはとても良く軽いので形状的には満足。耐久性はわからないけど、LANが死ぬ可能性もあるし、LANはオーディオ用に占有させたいので以下を購入しておいた。
 

で最終形態は以下のようになった。

 IMG_0034

やっとMacに戻れてうれしい。WindowsでのDTM作業なんて悪夢。録音中に落ちるし、再生中でも頻繁に音が止まってグルグルマークがでるし、オーディオ出力が不安定なんてざら。創作意欲が萎える。OSのサウンド系の処理があまりにも弱すぎる。CoreAudioに相当する機能くらいOS側で準備してほしい。Windowsはこの点で10年以上遅れている。少なくてもDigital Performerの使いの人は、Macでないとダメだろう思った。ただしMacOSもCatalinaで滅茶苦茶にセキュリティが厳しくなって、その対応で随分と各社苦労していたみたい。これも何とかなったようで、とりあえず、DigitalPeformerとSibeliusは動作しているようだ。

プチトラブル

Piascoreにアップルペンシルで指番号を書いていると突然反応しなくなった。
指を使えば反応することからアップルペンシルの故障かなあ。買って数か月しか経過していないのにもう故障とは。アップルストアに行かなきゃならないの。『やばいPowerBookPro』とか見ると買ってしまいそうになるので近づかないようにしているのだが。Windows10の音楽制作環境は酷いから早く変えろという心の葛藤をようやく抑えているところなのだが。

まあ、こういうときは、同じようなトラブルにあっている人を探すのが吉。で、調べてみると、え~こんなことでというようなことが書いてあった。

●これが正常

FullSizeRender
●これは緩んでいる状態

FullSizeRender

●ちなみ反時計回りに回すと取れる。知らなかった。

FullSizeRender


ようするにペン先が緩んで反応しなくなっていただけの話であったのであった。なるほどペン先は緩むのね。これで解決。

年始のトラブル

1月4日の夜に突然、Sibeliusが起動しなくなった。どうやら認証で引っ掛かったらしい。
再認証せよとのメッセージが出現している。


そうなのかということで、再認証しようとすると

activateNG

何回やってもダメなので、Sibeliusを再インストールしてみたのだがダメ。

AVIDに電話連絡しようにも祭日だし、1月6日の月曜日に連絡するとサポートが相当混雑している感じだし、嫌だなあと思っていたところ。悪知恵が浮かんだ。以前、アクティベーションに関してサポートを受けており、その結果を報告するメールが残っていたのでそれに詳しい内容を添えてメールを日本語で返信しておいた。

するとこの質問はクローズしているので、再度質問をせよという英文メールが返信されてきた。でも案ずることなかれ、担当者の名前を入れてメールしておいたのがポイントかな。この女性の担当者は、外人だけどもかなり親切な人であったので、こっそりと解決してくれることを期待したわけである。

この返信メールを受け取ってすぐに再アクティベーションを実施すると、なんとアクティベーションの再設定ができた。メアリさん、感謝だぜ。

これでサポートに電話するという長大な無駄時間、前回は半日を使わなくてすんだのであった。

年始にAVIDの認証サーバにトラブルがあったのだと予想しているが、SibeliusユーザーだけでなくProTooolsのユーザーも途方にくれているのかもしれない。年始早々からAVIDカスタマー担当は大変だね。このレベルのトラブルはWeb上で対処してくれれば担当もユーザーにとってもよいと思うのだけれどもね。

年末のトラブル

年末にアマゾンでMidiKeyboardを購入した。機種はKorg社のmicroKey Air 49鍵。1万3千円なり。
この機種の売りは、ワイアレス接続ができる小型キーボードということ。鍵盤数もいろいろと種類があるのだけれども、バイオリン曲を打ち込むときに丁度よい4オクターブということで49鍵を選択した。
あとは、iPadProとも接続できるとのことで、いろいろな場所で作曲することも可能。

とにかくワイアレス接続は便利なのだけれども、アマゾンの評価欄でワイアレス接続できないとのことでクレームが数多く掲載されている。幸いなことに対処方法を書いてくれている人もいて、多いに助かった。でもいろいろあって不具合を解消するのに半日はかかった。

ポイントは、microKey Airのシステムアップデータとドライバがでておりこれを最新化しないとWindows10とiPadOS13.3で認識できないということだ。なおシステムアップデーターをいれるときはUSB接続が必要。

microKEY Air/System Updater(microKEY Air 37/49/61 key向け)
microKEY Air/KORG USB-MIDI Driver (for Windows 10)
microKEY Air/Bluetooth MIDI Connect for iOS2016/06/28
microKEY Air/Bluetooth MIDI 接続ガイド ⇒内容が古い。最新にすべき。

マニュアルは内容が古く役に立たない。12月にSystemUpdaterがでているのだから、即座にマニュアルも更新しておかないとユーザーの不評をかうだけである。アマゾンサイトの上級マニアの手順通りにしないと不具合が解消できないのは、メーカーとして失格だろうと思うのであった。

なおSystem Updaterのできがあまり良くなく、1回目は失敗。何回か繰り返してようやく成功。途中でキャンセルするとハードが壊れる可能性が若干あるのでひやひやもの。

●結果
Windows Pro 10 ver 1903
  Digital Performer  10.1と10.01で認識。
  Sibelius Ultimate で認識。

iPadOS 13.3
 Notionで認識

これで、当初の目的は達成。ワイアレス環境は快適だ。ただBluethoothのバージョン4なので、再接続が頻繁に発生するのが多少不満か。バージョン5の製品に期待したいね。

IMG_0024

バイワイアリング・スピーカーの教え

購入したスピーカーがバイワイアリングだったのに10年以上も気が付いていなかった。
「バイワイアリングにすることによって音が良くなるだと」。
超絶ショック。無茶苦茶損した気になった。

バイワイアリングについては、以下が参考になるかな


http://audio-summit.co.jp/2019/05/10/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%8E%A5%E7%B6%9A/

https://xn--dcknb0b6f4f7ftc.pw/archives/1416

早速バイワイヤリング接続してみたところ高域がクリヤーな感じになった。ほう、これが本来あるべきスピーカーの音なのかと感心。

●失敗談

バイワイヤリング接続する場合は、端子間のプレートを取らないといけない。これをやらないで鳴らしてみたところスピーカーがまともに鳴らない。

●後日談

バイワイヤリングは効果的だと思っていたのだが、この世界の有名サイトをのぞくと、バイワイヤリング接続というのは、
ジャンパーピンが、ひどく音質を損ねるように出来ており(わざとボロいジャンパーピンを付けている)、ジャンパーピンを外してバイワイヤーにしたとたん、疫病神から解放される「カ・ラ・ク・リ」になっているからに他なりません。
このジャンパーピンの代わりに『短く切った高性能なスピーカーケーブル』を使うべし(意訳あり)

と、このサイト独特の昭和おじさんを感じさせる熱血酷評がさく裂していた。

「え~」そうなのかということでびっくり。『短く切った高性能なスピーカーケーブル』を取り付けるには、そのケーブルを購入するか、既存のケーブルを工作してY字プラグをつけること必要なので、気が向いたら実験してみるかなあ。

DAW環境を変えると物欲が増す

DAW環境をWindowsにしたことからモニタースピーカーも替えてみるかと思い、長らく放置しておいたDALI ROYAL SCEPTERを使ってみることにした。

IMG_0019


このDaliのスピーカーは、苦い思い出があって、本当は他の個性的な低音の別メーカーのスピーカーにしようと思っていたのだけれども、オーディオ店のおっさんに説得されてこちらを購入した。家に帰って聴いてみると、YamahaのNS-10M Studioと同系統のモニター系フラットの特性だったので、同じような傾向の製品を選択しちゃったと後悔したのであった。

IMG_0020


 スタジオ用モニタースピーカーは、音響特性がフラットなので、標準的な音作りが可能とか言っている割には、個性が強くあり、特に高音が下品で耳が痛くなる製品がほとんど。これで長時間モニターしていたら耳に悪い。特にアクティブ系モニタースピーカーの海外物はそんな感じ。

 雑誌に書いてあることに嘘が多いのがわかっていたが、当時は初心者であったので、とりあえず定番のNS-10M Studioを購入したのであった。それから数年後に、これとは鑑賞用の商用スピーカーがほしくなって、オーディオ店にいったら、上記のように店員の口上に完敗してしまったしだい。

この時代にバイオリンを習っていたらなあ。現在はバイオリンをある程度弾けるようになって最高級オーディオを聴いても、所詮、本物の音ではないと思えるようになったのは成長した証だろう。

たった2本の指向性スピーカーでは、バイオリンの全方位の音響をとらえることはできず、平面的なサウンドになる。クレーメルさんのCDなんか酷いよね。彼の美音をまったくとらえておらず、なんかか細い音になり果てているのだよね。

バイオリンの場合、コンサートホールで聴いても、座席によってずいぶんと音が変化する。極端に変化しやすいのが、東京オペラシティホールで、ここのホールは天井が高くかなり特殊な形状をしているので音が万華鏡のように変わる。特に驚くのが1階席と2階席とでは随分と違うこと。
 逆にトッパンホールは座席によって大きく変化しない。ややデット気味で奏者の音とその意図がはっきりわかるよい残響のホールだ。プロのバイオリンの先生たちはこのホールの後方で聴く人が多い。ハーゲン・クァルテットがこのホールで録音したいといったのもよくわかる気がする。

こうした都内の各有名ホールの響き方を頭に入れているので、店員がいくら最先端のオーディオ理論を屈指して蘊蓄を垂れて説得を試みたところで無意味。所詮、どんな高級オーディオも人工的に聴こえてしまう。人工的とは言え、悪い意味でもなく、プロの写真家の写真のような感じといった方が正解かな。つまりデフォルメされているということかな。

アンサイクロペディアにはピュア・オーディオの説明でピュアオーディオ人の目標は

生演奏を遥かに凌駕する圧倒的音質、徹底的原音忠実を創造すること
(矛盾はどこにもない)。

というのを読んで思わず吹いてしまったが、人間誰しも、特にマニアは何かの拍子でこうなる可能性がある。

スピーカーを視聴していると、ついつい生演奏を遥かに凌駕する圧倒的音質」の方を追求してしまうのだよね。モニタースピーカーが要求するところは「徹底的原音忠実」の方向性なのだが、本日、秋葉原のオーディオ店をいろいろめぐり、「徹底的原音忠実」の方向性で選ぶのはかなり難しいと感じたしだい。

結局、限られた予算の中ではDaliのスピーカーを選んでしまうのだよね。弦楽器が特に良く聴こえるようにチューニングしてあるのがわかるぞ。あと高額になるけどイタリアのSonus faber。しっとりとしてかなりいい感じ。

それと新発見だったけど、その筋では有名な英国のHarbeth。それは、それはかなりクラシック音楽向けにチューニングされておりびっくり。モーツァルトのシンフォニーがさらに明るく聴こえる。英国なめていたヨご免なさい。

で、モニタースピーカーを見に行ったつもりなのだが、ついつい
「生演奏を遥かに凌駕する圧倒的音質」の方向に行ってしまっている。

これではいかんと、「徹底的原音忠実」の方向に向きなおす。この方向では定評のあるTimedomain系のスピーカーも何点か聴いたのだけれども、空間はよくとらえている気がするけど、なんか足らない気がするんだよね。でも毛色が違うのも手に入れたい気はするが、「ええなあ、Harbeth compact 7ES-3。」「買ったらんかい」という闇の声が聞こえてしまうのであった。

もはや方向性が崩壊している。

iPadProも買ったばかりだし、自制せねば。でも消費税が。。。。

●蛇足

 やはりオーディオ専門店には、おっさんと老人と外人しかいない。若者は、イヤホン専門店に流れているみたいだ。ピュア・オーディオを趣味としたり、アンプやスピーカーを自作する人は随分といなくなっているんだよね。

 それとオーディオ製品は、新製品よりも古い中古の方が良い音がするスピーカーが多い気がする。バイオリンと同じなのかなあ。ハイファイ・オーディオ。なんか間違った方向に行っているのではないかい? ホールの音を聴けばそうならないと思うのだけれども。
 古いアナログ機器は、部品を交換すればいくらでも音を改良できるし、メンテもできるので長持ちするし、古いオーディオの方が良くないか? 真空管アンプの方がより音楽的な気がする。

Windowsの再インストールはいろいろ大変

PCがいろいろと変な具合になってきたので、PCのOSを入れ直すことにした。昔は、こんなときはよく再インストールをやったものだったが、最近は、おっくうになりなかなかやりたくない作業である。とは云え、OS?、ドライバ?、アプリ?、その他もろもろの事象を検証するのも厄介。ここらで清く決断することにした。

以下、作業項目。

【Win10Proの入れ直し】
1903のアップデートに3日間かっかった。何回、再起動したことだろう。

【ソフトの入れ直し】(合計:5日)
iLokLicenseManager、eLicenserControl、DP10、SibeliusUltimate、NotePerformer、Vienna EmsamblePro、Altiverb、PhotoScore、DCP-J925Nドライバ、秀丸、FireFox、GoogleCrome、iTunes
他。ここでドツボは、Sibelius。なんとアクティーベーションが不能に。どうやらOSを再インストールしたら別PCとして認識されてしまったらしい。AVIDのサポートにメールするも返事がなかなか来ないので電話したら、外人のお姉さんが親切に対応してくれ、即日解決。たどたどしい日本語ながらも一生懸命という感じで、こちらの怒る気持ちも萎えてしまった。

日本代理店なんて、何の役に立っているのだろう。サポートは直接、本国に頼む方がよいということを学習した。

【AppleKeyboad設定】
なるべくMacと合わせるためにAppleKeyboadを使うことにした。アサインされているキーがいろいろ異なるので、変更。使ったソフトは以下の2つ。
Apple Keyboard Bridge  ver.0.1.3
KeySwap Ver.4.02

【DigitalPerformerショートカット設定】
DPのショートカットをカスタマイズ。なるべくオリジナルを尊重したいのだが、以下は譲れない。

ヴェロシティ:Alt+V
デュレーション:Alt+D
テンポ:Alt+T
メーター:Alt+M
キー:Alt+K
小節を挿入:Alt+I
スケールタイム:Alt+2
スケールテンポ:Alt+3
ループ:Alt+L

【DTM専用PCのための設定】
これはネットに転がっている記事をみながらコツコツと。
基本はいらないサービスをOFFにすることと、省エネ設定機能を外すこと。余計なアプリは入れないこと。OS側の通知機能をOFFにすること。

【バックアップ】
とりあえずWindows標準のバックアップを使うことにした。それにしてもMacのTimeMachineと比べてしょぼすぎる機能だが、確実に戻すにはOS標準のものがよいのだろうなあ。


【現状の問題点】
GoogleCromeは動画で音が出ず。インストール時は音が出たのだが。。。
ネット上でも対策はいろいろ掲載されているが、いずれもダメ。トラブルを誘発する原因になる可能性を考慮しアンインストールした。


FireFox、Explorerで動画再生すると、よく落ちる。ブルー画面が表示される

MFWAWAVE64sys


このブルー画面の対策というのがネットで公開されているが、レジストリの掃除とか、ドライバの入れなおしとかいろいろやったが効果なし。

根本原因であるMOTUオーディオドライバを改善しないとダメだろうと思う。
MOTUのドライバーは、v1.6.73220 | Jul. 31, 2017が最新。2017年って。。。。令和の時代だし、そろそろバージョンアップすべきではと思う。米国はのんびりしているよね。


落ちる場合、DPを使った後に。ブラウザで動画を開くとかなりの確率で落ちる。
音がでなくなったりする場合もDPを使った後に起きる場合が多い。
DP側からの設定、正確にはMOTUオーディオドライバの方がWindowsよりも強いので、何か強引に設定変更しており、OS側に対し必要な情報の引き継ぎが設定されていないためにおこるバグと予想している。

あと気になる点は、サンプリングレートを24Bit 98000に設定しているが、Windows側がこのレートに対応していないのではないかと疑問。音声アプリとか倍速になる場合もある。Sibeliusのオープニングでもそうなるのだから、なんか怪しいと思うわけである。

このサンプリングレートのような基本レベルはMacのようにOSでサポートすべきと思う。

とりあえず、基本設定を48000にして様子をみることにする。

MotuAudio48000


【不具合はあるが対処方法があるもの】
Sibeliusの別売り音源のNotePerformerのドライバーが認識しない場合がある。
この場合は、いったんオーディオエンジンのオプションで再スキャンするとなおる。

オーディオオプションで再スキャン


【オーディオが鳴らない、音量が変わる】
OSの機能である「サウンドの問題のトラブルシューティング」で直る場合がある。直らない場合も再起動か、PC終了後の起動でいつの間にか不思議と直る。

このトラブルシューティングでこのような意味不明な画面が出てくるが、

「はい、オーディオ機能拡張を開きます」

にしないと、トラブル解決できない。

オーディオ機能拡張を開きます


それにしても各アプリケーションで音量(ゲイン)の差が結構あるのでビックリする。基本音量大き目だよね。OS標準の音量ミキサーとかで調整するようなのだが、何だかなあという感じ。MOTUドライバはそんなOS側の音量設定を完全無視して、独立でゲイン設定している。


【結果】

とにかくDP10とSibeliusを使っている分には、安定しており作業には問題ない(軽いバグはあるけどね)。ブラウザは、iPadProでみればよいわけだし、とりあえずこれで良しとする。




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