先日、松原勝也さんのサロンコンサートへ行ってきた。岩のごとく大きなパワーのある音と、パッションあふれる演奏であった。自作の作品で、中東の聖歌のような歌がでてきたのがびっくりしたが、後で勝也さんに尋ねてみると、ラテン語でもなくヘブライ語でもなく、独自の言語とのこと。まあ、アディエマスのような感じかな。
あと、どのようにしたらあのような大きな音が出せるのか尋ねてみたところ、『脱力ですね』ということだったのだが、そのような体を作らないといけないということなのだろう。
ピアノ伴奏の方は、能海直子さん。勝也さんの妹さんなのだけど、今回は歴史的なベヒシュタインピアノでの演奏ということもあって、音のつぶがキラキラとはじけ、音がうまく滲み、バイオリンの音とうまくマッチしていた。相当にすごい調律師さんが調律したのだろうと思っていたら、案の定そうだったようだ。ピアノは調律師で選べとは、まさにこのことだよね。
このベヒシュタインは1911年製、そうあのグスタフ・マーラーが亡くなったときに製造されて歴史的ピアノで、2ペダルのものを完全リニューアルしたらしい。それにしてもこの音は、出来立てほやほやという感じの若々しさがありとてもオールドピアノの音とは思えないのだが、おそらく私が今まで聴いた弦楽アンサンブルで使用されるピアノのなかで最高峰の一つであると思う。これが都内の小さなサロンで聴けるのだから、これほどの贅沢はないだろう。大きなホールだとどうしても音色が犠牲になるのでこのくらいホールだと、美音ベースで調律できるので最適。
●午後のひととき
絵と音楽のコンサート
ヴァイオリン/絵画制作 松原勝也
ピアノ/能海直子
会場:SPACE167
2019年7月7日14:00開演(当日は雨天)
4つの小品:シベリウス
悲しみのゴンドラ:リスト
ウィーン奇想曲:クライスラー
ソナタ第三番BWV1016より第三楽章 バッハ
無伴奏バイオリンのための「連歌」 松原勝也
⇒上記曲をベースに変奏した作品(歌付き)
3つのオレンジの恋 : プロコフィエフ(ハイフェッツ編曲)
バイオリン・ソナタ:フランク
アンコール:
メンデルスゾーン:歌の翼に
↑
演奏会後に料理研究家が作ったお菓子をいただいた。甘さ控えめでとても美味しかった。
あと、どのようにしたらあのような大きな音が出せるのか尋ねてみたところ、『脱力ですね』ということだったのだが、そのような体を作らないといけないということなのだろう。
ピアノ伴奏の方は、能海直子さん。勝也さんの妹さんなのだけど、今回は歴史的なベヒシュタインピアノでの演奏ということもあって、音のつぶがキラキラとはじけ、音がうまく滲み、バイオリンの音とうまくマッチしていた。相当にすごい調律師さんが調律したのだろうと思っていたら、案の定そうだったようだ。ピアノは調律師で選べとは、まさにこのことだよね。
このベヒシュタインは1911年製、そうあのグスタフ・マーラーが亡くなったときに製造されて歴史的ピアノで、2ペダルのものを完全リニューアルしたらしい。それにしてもこの音は、出来立てほやほやという感じの若々しさがありとてもオールドピアノの音とは思えないのだが、おそらく私が今まで聴いた弦楽アンサンブルで使用されるピアノのなかで最高峰の一つであると思う。これが都内の小さなサロンで聴けるのだから、これほどの贅沢はないだろう。大きなホールだとどうしても音色が犠牲になるのでこのくらいホールだと、美音ベースで調律できるので最適。
●午後のひととき
絵と音楽のコンサート
ヴァイオリン/絵画制作 松原勝也
ピアノ/能海直子
会場:SPACE167
2019年7月7日14:00開演(当日は雨天)
4つの小品:シベリウス
悲しみのゴンドラ:リスト
ウィーン奇想曲:クライスラー
ソナタ第三番BWV1016より第三楽章 バッハ
無伴奏バイオリンのための「連歌」 松原勝也
⇒上記曲をベースに変奏した作品(歌付き)
3つのオレンジの恋 : プロコフィエフ(ハイフェッツ編曲)
バイオリン・ソナタ:フランク
アンコール:
メンデルスゾーン:歌の翼に
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演奏会後に料理研究家が作ったお菓子をいただいた。甘さ控えめでとても美味しかった。